「中古住宅をリノベーションする費用はどのように決まるのだろうか。」
このような疑問をお持ちの方はいませんか。
新築よりも中古住宅のリノベーションの方が安く行える印象を持っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、条件によってはあまり変わらないケースもあるため注意が必要です。
そこで今回は、中古住宅のリノベーション費用について解説します。
多くの方がイメージしているように、中古住宅のリノベーションは新築の購入よりも費用を抑えられます。
戸建ては築15〜20年で建物の価値が大きく下がります。
そのため、築20年を超えている場合は土地代だけで購入できるケースもあります。
ただし、これは場所によって異なり、一概には言えないため、購入予定の土地の状況を調べましょう。
また、20年ですと、売主さんも住宅ローンがまだ残っているケースもありますので、弊社では築30年を超えている物件を売買しているケースが
圧倒的に多いです。
一般的には、築20年を超えていなくとも、戸建てを購入する場合はリノベーション費用も含めて、新築よりも2割から3割ほど安く購入できると言われています。知久0年を超えているリノベーション物件であれば、新築より3割から4割ほど安く購入できるのではないでしょうか。
さらに、固定資産税は据え置きであるため、新築よりも安くなります。
では、どういったケースで費用が多くかかるのでしょうか。
代表的な例としては、築年数があまりに古い物件です。
築年数が古いと、基礎や土台などが傷んでいたり、耐震基準を満たしていなかったりします。
それらを補強するための予想外の出費が重なると、結果的に多くの費用がかかります。
見積もりを確認してからリノベーションに取り掛かりましょう。
先ほど、築年数があまりに古いことが費用を大きく増やす要因として紹介しましたが、それ以外にもあります。
それは、前の住人がメンテナンスやリフォームをしていないことです。
前の住人がそれらをしっかり行っていない場合、設備の入れ替えだけでなく、屋根や外壁の修繕も行う必要があります。
そうなると、必然的に費用が多くかかりますよね。
そのため、中古住宅を購入する時にはリフォーム履歴を確認しましょう。
耐久年数は家の中の場所によって異なります。
例えば、ビニールクロス・ガス給湯器・水栓は15~20年、室内ドア・換気扇は20~30年、キッチン・トイレ・バスルーム・洗面台は20~30年でしょう。
家の中も大切ですが、私たちリノベースは屋根、外壁、軒天、雨樋、基礎といった外回りも重要視しています。
弊社にはインスペクション(住宅診断)できるスタッフ、機材も整っています。
インスペクションの結果を目安に、前の住人がメンテナンスやリフォームをどのくらいの頻度で行ったかも含めて、直すべきところの優先順位を決めることが大切ではないでしょうか。
信頼できる業者とお付き合いできるかどうかは大切なポイントだと思います。
今回は、中古住宅のリノベーション費用について紹介しました。
新築購入より安いと言われていますが、築年数が古かったり、前の住人がメンテナンスをしていなかったりする場合は費用が高くなります。
そのため、売値だけを参考にして選ぶのは避けた方が良いです。
今回紹介した点を意識して、物件を調べましょう。