トップページ > スタッフブログ > 阿久澤 透 > トイレのリフォームをご検討中のシニア世代へ!トイレリフォームの例をご紹介します!

スタッフブログ

2021.02.26

トイレのリフォームをご検討中のシニア世代へ!トイレリフォームの例をご紹介します!

高齢者の自宅での事故にはどのようなシーンが多いかご存知でしょうか。
一番多いのは段差での躓きや転倒、次に多いのが浴室やトイレでの事故です。筋力の衰えにより、立つ座るという動作が難しくなるのが原因です。浴室やトイレでその動作をする際に、バランスを崩して転倒すると、思わぬケガにつながってしまいます。

そこで今回は、シニア向けに安全なトイレにリフォームするためのポイントとその事例についてご紹介します。

 

□シニア向けトイレリフォームの3つのポイント

1つ目のポイントは、「トイレの広さ」です。
家の間取りを決定する際には、リビングや収納の面積を広くしたいものです。今お使いのトイレも、面積は最小限に抑えてあるのではないでしょうか。自立して排泄動作を行うためには、間口910mm、奥行き1365mm程度必要です。

もし排泄動作時に介護を要する可能性がある場合、車椅子や介護者が入れる広さにしておく必要があります。ただし、トイレの面積を広くしすぎると、転倒時に壁で体を支えることができなくなるため、危険です。トイレの広さを決めるときには、リフォームの依頼先の会社と相談しながら「適度な広さ」を心がけましょう。

中古戸建 トイレリノベーション

自社施工事例「広々トイレ」

 

2つ目のポイントは、「設備の種類」です。
トイレには、手すりや扉、トイレの機能などさまざまな設備が備えられています。

例えば、手すりには4つの種類があります。立ち座り用の縦手すり、座位保持用の横手すり、縦と横を合わせたL型手すり、介助時の邪魔にならない可動式手すりです。転倒防止のために手すりをつけるのは大切ですが、何も考えずに手すりを設置しても、手すり本来の持ち味を活かすことは難しいでしょう。手すりを設置する際は、何をどの位置に設置するかが重要だからです。

トイレ手すり設置イメージ

トイレ手すり設置イメージ

他にも、シニア向けのトイレにおすすめなのが、スライド式扉です。もしトイレの中で転倒してしまい動けなくなってしまったとき、スライド式であれば外からスムーズに開閉できます。それぞれの設備ごとに特徴を踏まえて、適切な種類を設置するよう心がけましょう。

 

3つ目のポイントは、「トイレの配置」です。
年齢を重ねるにつれて、夜中にトイレに行きたくなることが増えた方もいるのではないでしょうか。

寝室に近い位置にトイレを設置することで、夜中も移動距離を短くして利用可能です。また、冬場は廊下や玄関が冷え切っているため、寝室の近くに設置することで寒暖差によるヒートショックの危険性も防げます。

 

□シニア向けトイレリフォームの事例

1つ目の事例は、和式トイレから洋式トイレに変えることです。
和式トイレは、しゃがんだり立ち上がったりするため、身体への負担が大きいです。洋式トイレにリフォームことで、身体への負担が軽減されます。和式から洋式トイレへのリフォーム相場は、25万から50万円程度です。

ただ、洋式でも座ったり立ち上がったりする動作はあるので、転倒防止として手すりも一緒につけることをおすすめします。トイレに手すりをつけるリフォームの相場は、2万円から10万円です。先述した手すりの種類によっても値段が変わってくるので、依頼する際に確認してください。

 

2つ目の事例は、トイレの入り口の段差を解消することです。
10cmの段差でも、高齢者はかなり高く感じてしまいます。段差を無くしてバリアフリーにしておくことで、夜間目がさえていないときでも安心して利用できます。段差を解消するリフォームの相場は2万円から15万円です。

□まとめ

今回は、シニア世代のトイレリフォームで考えたいポイントとその事例についてご紹介しました。今の自分だけでなく、未来の自分を想像したトイレづくりが大切です。ぜひこれらの情報を参考に、トイレリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。

毎年、山形市では65歳以上の高齢者様を対象に補助金制度も行っております。
ぜひお得にバリアフリー工事をしてみてはいかがでしょうか?

▶詳しくはこちらをご覧ください

※令和2年度の内容ですが、毎年同じスケジュールで行っているそうでうす。
新しい情報が分かりましたら都度お知らせいたします。

また、ご不明な点がございましたら、お気軽に当社までご相談ください。

ページの先頭へ