「住宅の一部をリフォームして新しい部屋を作りたい」とお考えの方はいらっしゃいませんか。
ライフスタイルが変化すると、必要なお部屋の数が変わります。
例えば、リモートワークのための仕事部屋や、新しい趣味を楽しむための趣味部屋などが考えられます。
しかし住宅リフォームを依頼したことがないと、不安なことも多いことでしょう。
そこで今回は、住宅をリフォームして一部屋増やす際にかかる費用とその方法についてご紹介します。
お子さまが自立したあとでも、いつでもお子さまが帰ってこれるように子供部屋をそのまま残しているご家庭もあるでしょう。
最近は自宅で過ごす時間も増えているからこそ、いま使っている部屋をすべて残しつつ、新しい目的で一部屋増やしたいとお考えの方もいるはずです。
住宅をリフォームして新しい部屋をつくるためには、大規模な工事が必要となります。
既存のスペースにお部屋を作る場合、屋根裏や吹き抜け、駐車場がリフォーム対象になるでしょう。
一部屋増やすためのリフォームは、規模にもよりますが、壁や窓の撤去や新たな壁の設置、電気工事などを行います。
それらの工事を含めたリフォーム相場は、50万から120万円程度です。
たとえば、屋根裏をリフォームする際には、床が抜けないように補強して、その後壁を張ってから、電気工事などを行います。
他にも屋根裏部屋は、屋根から直接外気の熱が伝わりやすいので、断熱工事は欠かせないでしょう。
それらの工事を含めた屋根裏部屋のリフォーム相場は、6畳あたり約120万円程度です。
改築・増築したい場所によって、必要な費用がまったく異なるので、しっかりと見積もりをしてから検討しましょう。
先ほどは屋根裏のリフォームを一部屋増やす方法の例として紹介しました。
他には、どのような方法があるのでしょうか。
1つ目の方法は、1階の駐車場スペースを「改築」する方法です。
車を2台から1台に減らしたり、手放したりする予定がある場合は、駐車場スペースを活用するといいでしょう。
駐車場はコンクリート舗装なので、そのままでは床下に湿気が溜まってしまいます。
そのため、一部屋増やす工事だけでなく、防湿工事も施工するようにしましょう。
2つ目の方法は、住宅の外に「増築」する方法です。
既存の住宅をそのままにして新しい居住空間を確保できるため、自由度が上がるのがメリットです。
一部屋だけでなく、複数部屋を増やしたい場合にも向いている方法です。
例えば、お子さまのご家族が戻ってきて二世帯で住むことになるという場合も、この方法であれば大規模な増築リフォームが可能です。
ただ、もし2階に増築する場合は、1階の補強工事なども含めてかなり高額になるので注意が必要です。
【改築と増築の違いって?】
・増築の定義と特徴
今ある建物を壊すことなく、平屋を2階建てにしたり、敷地内に新たな建物をつくったりして、同じ敷地内で建物の“床面積を増やす”行為が「増築」です。逆に床面積が減少する場合は「減築」と定義されます。 増築はリフォームの一種なので、建て替えよりもスピーディで、コストの負担が少ないという特徴がありますが、建物の状態によっては修繕や補強費用の負担が発生することもあるため、注意が必要です。
・改築の定義と特徴
増築・減築のように床面積を変えずに、間取りの変更など、構造部分に工事範囲が及ぶもののことを「改築」と呼びます。言葉が似ているので「改装」と混同してしまいがちですが、改築は家の構造部分の一部あるいは、すべてをいったん壊して新しいものに修理すること。改装は、壁紙の張り替えなどによって模様替えをすることを指すのが一般的です。
ついでによく聞かれるのが、【リフォームとリノベーションの違いって何?】
教科書にでているような難しいことをいうと一般のお客様には伝わりづらいので、いつも私はこう答えます。
工事するにあたって、図面が必要なのがリノベーション、図面がいらないのがリフォームであると、、、
リフォームは古いものを新しく入れ替える工事、例えばお風呂をユニットバスにするとか、キッチンやトイレをを入れ替えるとか。
最近では大手家電量販店さんでもやってますよね。
リノベーションの場合は、お部屋の間取りが変わったり、今まであった水回りの場所が変わったりしますので図面がないとできません。
断熱材を入れたり、場合によっては耐震補強したり、様々な計算もする必要がでてきます。
今回は、住宅をリフォーム、リノベーションして一部屋増やす際にかかる費用とその方法についてご紹介しました。
新しい部屋を作る際には、改築・増築する場所によって費用や方法が大きく異なりますので、事前準備を怠らないようにしましょう。
住宅リフォーム、リノベーションで何かご不明な点がございましたら、お気軽にご相談いただけますと幸いです。
今度は、減築についてもお話したいと思います。
子供が巣立ち、部屋がいらなくなった、物置小屋になっている、、などよく聞く話です。
まさに、50歳からのリノベーションですね。
お楽しみに!