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スタッフブログ

2021.04.10

自宅で音楽や映画を楽しみたい方へ!防音室を設けるリフォームをオススメします!

「大音量で音楽を聴いたり映画を観たりしたい」
「何も気にせずに楽器の練習がしたい」
このようにお考えの方におすすめなのが、防音室です。

シニア世代が老後の趣味を楽しむための趣味部屋として。
お子さまが楽器を練習する練習部屋として。

実は、私は幼稚園から小学校6年生までピアノをしていました。
もちろん、おおきなグランドピアノではなくアップライトでしたが、ピアノを習っていたおかげで音感が育まれ、
大人になってからカラオケが上手に歌えるようになりました(笑)

ともあれ、今回は、ご家族全員がさまざまな目的で使用できる防音室について、お役立ち情報をご紹介します。

□音の大きさの指標「dB(デシベル)」とは

音の大きさは、dB(デシベル)の数値で表されます。

防音室を設ける目的は、大きな音を出しても他の部屋や屋外になるべく伝わらないようにすることです。
楽器や音楽の音の大きさが何デシベルなのかを把握することで、必要な防音性能が変わってきます。

例えば、家族がリビングで会話をしている音は60デシベルほどです。
また、ピアノの演奏は地下鉄の車内と同じ90デシベルほどになります。
管楽器やドラムの音は、100デシベルを大いに超えてきます。これは、新幹線や飛行機の音に匹敵する大きさです。

防音性能は、遮音等級D値、L値、T値で考えられています。
空気音をどれだけ軽減できるかを示すのがD値です。
L値は、窓の遮音性能を示す際に使われます。
T値は、上階から下階への固体音をどれだけ軽減できるかを示します。
建築基準法では、「壁がD-40以上であること」のみが定められているため、法的な防音性能はあくまで最低ラインと認識しておきましょう。

例えば、90デシベルのピアノの音がD-40の壁を通って隣の部屋に聞こえてくる音は、「90デシベル-40デシベル=50デシベル」となります。

当社では「デシベル計」がございますので、現在の騒音レベルや、防音工事後の効果がデータですぐに調べることができます

↓ ↓

リフォーム 騒音対策

自社で使用している「デシベル計」

 

□音楽、楽器、映画鑑賞には防音室がおすすめ

先述したように、楽器や音楽の音は100デシベル前後あります。
これらをなにも音の心配をせずに心ゆくまで楽しむためには、本格的な防音リフォームがおすすめです。

窓の近くの室外機の音が気になったり、近隣住宅のテレビの音が聞こえてきたりするなど、外部からの音の防音であれば、壁や窓の一部分のリフォームで十分かもしれません。
しかし、音楽や楽器などの音は上下左右全方向に大きく響き渡るので、部屋全体を防音リフォームした方がいいのです。


リフォームの内容としては、近隣への防音対策をすることに加え、室内での反響を抑えるために床、壁、天井へ吸音素材を施すのが一般的です。ただし、隣の住宅との距離に余裕がある場合は、室内での反響を抑えるリフォームのみで十分でしょう。


マンションの例ですが、音楽を楽しみたいというお客様のご要望で、以前、当社で防音工事を行いました。
Insatgramにてご紹介しておりますので、ぜひ、ご覧いただき「いいね」していただけたら嬉しいです◎

 

中古マンション 防音リフォーム 山形市

▶当社防音工事の投稿を見る

 

□防音性能によって費用が高くなる

防音室を作る方法には、1室をまるごと防音室にする工法と、市販の防音ボックスを部屋に組み込むBox in Box工法の2つがあります。

前者は費用は安くないものの、高い防音効果が見込めます。

後者は、部屋の大きさや防音レベルに応じて、費用が変わります。基本的に部屋が広いほど、そして防音レベルが高いほど費用は高くなると考えていいでしょう。防音ボックスは、自分で組み立てられるようなものも販売されていますが、サイズが小さいので用途によってはおすすめしません。


1室まるごと防音室にする工法では、例えば6畳間で220万円ほどの費用となります。Box in Box工法の場合は、例えば8畳間で400万円ほどはかかってくるでしょう。

木造住宅の場合、防音だけでなく床の強度も見ておくことが大切です。これは、防音リフォームをした上にピアノなど重たい楽器や機材を設置すると、床にかなりの重量負荷がかかるためです。電気を使用する用途でのリフォームであれば、電気配線も考える必要があります。

また、冷暖房についても検討する必要があります。
防音性能が高いということは、空気音を軽減しているということなので、部屋の密閉性が高まります。密閉性が高いと熱がこもりやすくなるため、夏の暑さには気をつけましょう。

さらに、楽器を演奏したり、音楽を楽しんだりする目的の防音室であれば、音を防ぐだけでなく、良く響かせるのも重要な要素の1つです。そのため防音室リフォームの際は、防音以外の点も依頼先と詳細に打ち合わせをしておきましょう。

 

□まとめ

今回は、防音リフォームに関するお役立ち情報をご紹介しました。
音楽や映画鑑賞、楽器の練習には、部屋の一部分のリフォームではなく防音室がおすすめです。防音室を導入することで、近隣の方々やご家族への騒音を気にすることなく、音楽や映画を思いっきり楽しめますよ。

今ご相談を受けているお客様は、ご夫婦揃って、趣味が音楽です。
防音室に、ドラムやギター、そしてピアノに、レコードラックまで、、、

「50歳からのリノベーション」として、大人になったらいずれ欲しかった「大人の秘密基地」のような趣味部屋があったら嬉しいですよね。

是非お気軽に当社までご相談ください。

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