近年注目を集めているのが「中古一戸建て住宅」です。
その背景には、日本が抱える空き家問題が大きく関係しています。
国土交通省によると、2018年時点で日本には空き家が849万戸あったとされています。
年々人口は減少していっているため、2021年現在では空き家問題はより深刻化しております。
このような状況の中、空き家問題への関心の高まりや、国を挙げての空き家対策により、中古一戸建て住宅の購入が注目されるようになったのです。
そこで今回は、新築ではなく中古住宅を購入することのメリットを紹介します。
*低予算・好立地の物件を購入できる
中古一戸建て住宅は、新築物件に比べて低価格で買える場合がほとんどです。また、低価格だからこそ、立地条件も希望を叶えられる可能性が高くなります。例えば、新築の場合は高額となる繁華街の近くでも、中古物件であれば予算内に収まるかもしれません。
▼自社の施工事例にて予算感などご確認いただけます▼
*リノベーションで自分好みにできる
購入した中古住宅の間取りを自分好みに大きく変更できるのも、中古住宅の魅力の1つです。中古物件のよさを残しつつ、自分でDIYするのも楽しいものです。古民家の中古物件であれば、ビンテージ感を活かした落ち着く空間にリノベーションできます。
このように、比較的低予算で好立地に自分好みの住宅を持てるため、中古住宅を購入してリノベーションするのはおすすめです。しかし、築年数は古い物件が多いため、新築にはないデメリットも存在します。
例えば、耐震性や断熱気密性など、住みやすさを左右する性能に欠けている住宅が多いです。また、木造建築の場合は、建築工法によって構造上リノベーションできない可能性もあります。壁自体が住宅を支えている工法では、壁の取り壊しができないためです。
柱や梁を生かしたリノベーションも可能ですので、メリットとデメリットを把握した上で、リノベーション可能な自分好みの中古住宅も選択肢として検討してみてくださいね。
*すまい給付金
すまい給付金は、消費税率引き上げによる住宅購入者の負担を軽減するためにつくられた制度です。税率が5%から8%に引き上げられた際につくられたすまい給付金は、10%に引き上げられた現在の住宅取得時にも適用されます。
2021年12月までに入居が完了した住宅が対象です。給付金額は、所得が少ないほど大きくなっていきます。例えば、収入が450万円以下の場合は、30万円が給付されます。詳細は、国土交通省の住まい給付金サイトにて確認できるので、自分のご家庭のケースの該当金額を調べてみてください。
*グリーン住宅ポイント制度
この制度は、コロナウイルスの影響で落ち込んだ経済の回復を図ってつくられたものです。中古住宅を2021年10月31日までに居住目的で購入し、売買契約が完了している必要があります。
また、この制度が適用されるための要件は以下の4つです。
1. 空き家バンクに登録住宅
2. 東京圏(一部除く)からの移住のための住宅
3. 災害リスクが高い区域からの移住のための住宅
4. 住宅の除却に伴い購入する既存住宅
1~3は30万ポイント、4は15万ポイント付与されます。1ポイントは1円に相当し、さまざまな商品や追加工事に利用可能です。こちらも詳細は、国土交通省のグリーン住宅ポイント制度についてのサイトにてご確認ください。
▶グリーン住宅ポイント制度をもっと詳しく見る
中古住宅を購入してリノベーションするメリットについて解説しました。
日本では少子高齢化に伴う空き家問題が深刻化しています。
また、世界的には持続可能な社会(SDGs)が日々唱えられています。
中古住宅の購入はこれらの社会問題に大きく貢献しますし、弊社でもSDGsの活動を検討しているところです。
給付金や制度に関することは難しいと感じる方が多いかと思いますので、まずはお気軽にお問い合わせください。