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2021.03.12

和室から洋室にリノベーションしてみませんか?メリットや内容を解説!

近年、和室から洋室にリノベーションする方が増えています。
和室はメンテナンスが大変な上に用途が限られているため、生活の中で徐々に使われなくなっていくようです。和室の一部のみをリノベーションして、和モダンな雰囲気を楽しむケースもあります。

今回は、和室から洋室にリノベーションするメリットや、リフォームの内容について紹介します。

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自社施工例「和室を洋室にリノベーション」

 

□和室から洋室にリノベーションするメリット3つとは

1つ目は、掃除や手入れの面でのメリットです。
和室といえば畳ですが、畳はこまめに手入れをしないと劣化が進行しやすいです。
日ごろの手入れは、掃除機がけ、拭き掃除、換気になります。また、年に最低2回は太陽光の下に畳干しします。これらの手入れを怠ると、ダニやカビの原因になってしまうため、こまめな手入れが不可欠なのです。

畳からフローリングにリノベーションすることで、これらのメンテナンスの手間が省ける上に、衛生的な住環境を保てます。

2つ目は、好みの家具が置けるようになることです。
和室では、畳が傷む心配から重たい家具は置けません。また、内装に合った家具も和風のものに限られてしまうので、インテリアにおける制限が大きいです。洋室の床にリノベーションすることで、バリエーション豊富は家具を重量を気にせずに楽しめます。

また、和室の一部の雰囲気をあえて残して、残りの部分を洋風にリノベーションすることで、近年流行りの和モダンな雰囲気を楽しめます。例えば、畳を一部のみ残して壁を撤去することで、 リビングとフラットに繋がった畳コーナーの完成です。洋室へと丸々変更するのではなく、こうした和室の一要素を活かしたリノベーションも粋ですよね。

3つ目のメリットは、介護やバリアフリーに対応しやすいことです。
これは、特にシニア世代のご家族がいるご家庭にとってのメリットになります。いまはまだ大丈夫でも、将来的にご自身やご両親が介護を要するようになることもあるでしょう。将来を見据えて、介護に対応したバリアフリーな住宅に整えておくと家族全員が安心です。

例えば、在宅介護をするとなると布団ではなくベッドを使用することになります。和室よりも洋室の方がベッドを設置しやすいです。さらに、住宅の中で車椅子を使う場合にも、動線を整えやすく、移動が比較的楽です。

 

 

□和室から洋室にリノベーションする内容

ここでは、和室から洋室に変えるリノベーションの内容を事例とともに3つ見ていきましょう。

①畳をフローリングにするリフォーム
和室から洋室でのリフォームで最も多いのが、畳からフローリングへ変更するリフォームでしょう。

そもそも和室と洋室では、床の構造が異なっています。
床の下地には、根太(ねだ)と呼ばれる部分があり、和室の場合は畳の強度を加味して根太の間隔を広めに下地を組んでいます。この間隔は、約445ミリメートルほどです。

一方洋室に場合、根太の間隔が広いと強度に問題が出てきてしまいます。そのため、畳をフローリングにするためには、まずはこの下地となる根太の間隔を303ミリメートルほどまで狭める必要があるのです。

根太の間隔を狭めたら、次は床の高さを捨てベニヤで調節します。畳はフローリングよりも厚みがあるため、他の部屋との床の高低差が生じないように、フローリングの下に捨てベニヤを張り巡らせます。

畳をフローリングにするリフォームは、畳数やフローリングの性能にもよりますが、6万円~30万円ほどになります。

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自社施工事例「和室8畳の2室を16畳のLDKへリノベーション」



②天井や壁のリフォーム
和室の壁は、砂壁や柱を露出した壁であることが多いです。この柱を露出した壁の造りを真壁(しんかべ)と言います。一方洋室の壁は、柱が見えない大壁(おおかべ)という造りになっていることが多いです。

真壁を大壁にするためには、柱を中に隠すために柱と柱の間に胴縁(どうぶち)という木を組んでいき、その上に耐火ボード、クロスという順で施工していきます。天井も同じように行います。

また、壁はクロス仕上げにリフォームする以外にも、漆喰や珪藻土などの自然素材仕上げも選択可能です。すでにある他の部屋の内装とのバランスを考えて、お好みの壁材を選びましょう。

壁材の中では、クロス仕上げが一番低価格となり、10万円~20万円ほどになります。

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自社施工例「漆喰の壁」

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③押し入れからクローゼットに変えるリフォーム
押し入れはそもそも、布団や寝具収納が目的の収納スペースです。そのため、洋室にするのであれば衣類を収納できるクローゼットの方が便利でしょう。

押し入れは2段構造になっていることがほとんどなので、まずはこの段を取り除きます。次に、縦に仕切りを設置したりハンガーパイプを設置したりします。押し入れの奥行きのままクローゼットに変更すると、使い勝手が悪くなるかもしれません。必要であれば、奥行きの変更リフォームも行います。

クローゼットのドアは、折れ戸タイプや開き戸など色々ありますが、好みのものを選ぶといいでしょう。また、クローゼットは湿気が溜まりやすいため、調湿建材を使うことをおすすめします。

 

□まとめ

和室から洋室にリノベーションするメリットやリフォームの内容を解説しました。
洋室にすることで、いつもの住宅が新鮮に感じられ、新しいライフスタイルへの楽しみが増えることでしょう。この記事を参考に、皆さんも和室のお部屋を洋室にしてみてはいかかがでしょうか。

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