1970年代には、「オイルショック」と呼ばれる石油価格の高騰・急騰が起こりました。現在2021年代では、石油ではなく木材の価格高騰・急騰が発生しており、オイルショックを模して「ウッドショック」と呼ばれています。日本の住宅は木造がほとんどを占めているため、家づくりやリフォームにも大きく影響を与えています。
そこで今回は、ウッドショックとはどのようなものなのか、またウッドショックがリフォームなどにどのような影響を与えるのかについて解説します。
ウッドショックとは、輸入材と国産材ともに建築用材の供給が不安定になり、木材の価格が高騰している状態のことです。ウッドショックの背景には、日本の建築用材の半分が輸入材であることが挙げられます。
海外からの輸入材の供給不足により、輸入材に頼っていた日本も国産の木材を調達するしかなくなりました。しかし、木材の供給量を急激に増やすことは難しく、今までと変わらない限られた国産材を奪い合うことになります。次第に国産材も不足してくるようになり、需要と供給のバランスが崩れました。これがウッドショックの背景です。
では、なぜ海外からの輸入材の供給が減少したのでしょうか。
それは、アメリカでの木材需要が急激に上昇したからです。新型コロナウイルスの影響で経済が滞っていたアメリカは、政策金利を実質0パーセントにする施策を打ち出します。それにより住宅ローン金利も低くなり、住宅需要が急増したのです。そして、輸入材の多くは市場か大きく、より高額で購入してくれるアメリカに流れていくようになりました。
ウッドショックの影響で、建築材の中でも土台や梁、柱など、家を建てる際に構造材として使われる木材の価格が高騰しています。構造材は、新築で家を建てるには必ず必要な木材ですから、これから新築を建てようとすると今まで以上に価格が高くなるのは避けられないでしょう。
このように戸建て新築が困難な状況が続いているので、最近ではリノベーション・リフォームの需要が高まっています。リノベーションやリフォームは、既存住宅の構造を活かした上で、より住みやすく改築するものです。構造材から新調する大規模リノベーションではない限り、構造材はそのまま使用することが多いです。
そのため、構造材が高額かつ入手困難な現在は、新築よりも中古リノベーション・リフォームの方がおすすめと言えるでしょう。ウッドショックの影響も加味して新築と中古リノベーションを比較すると、リノベーションのほうが価格が安く、工期も短くなる傾向にあります(築年数や工事内容にもよります)。木材の入手が困難な状況では、使う木材の量が多ければ多いほど、工期が長引く可能性があるからです。
近年住宅業界では、ウッドショックの問題が深刻になっています。ウッドショックは、日本が建築材のおよそ半分を輸入材に頼っていること、その輸入材の供給が不足していることが原因となっています。木材の価格が急騰している現在、価格や工期の面で新築よりリフォーム・リノベーションがおすすめです。リフォーム・リノベーションをお考えの方は、お気軽にご相談ください。
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